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Channel: ÉKRITS / エクリ
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エクリ散策案内

テクストとは、その中で読者が猟師となる森である。ベンヤミン『パサージュ論』 「ÉKRITS / エクリ」というディスコースの森を散策するための道しるべに、いくつかタグを設定した。タグが指し示すのは、明確な分類ではなく、意味における調和と対比。だからコンポジション(構成)というよりコンステレーション(星座)ぐらい曖昧なものとして配置している。 まず真ん中に置くのは、「ÉKRITS /...

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対抗/退行のためのデザイン

千葉シティの憂愁 港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった。「別に用(や)ってるわけじゃないんだけど ──」と誰かが言うのを聞きながら、ケイスは人込みを押し分けて《チャット》のドアにはいりこんだ。ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』...

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Intertwingled –錯綜する世界/情報がすべてを変える ~訳者まえがき

あらゆるものについての本 今からもう20年ほども前の1996年。カナダのデザイナー、クレメント・モックが、『Designing Business: Multiple Media, Multiple...

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デザインの「美しさ」について

見ることは言葉よりも先にくる。子供はしゃべれるようになる前に見、そして認識する。ジョン・バージャー『イメージ—視覚とメディア』 デザインとアートの同一性 よくデザインは問題を解決するものであり、アートは問題を提示するもので、まったく別物と言われる。しかしこれはどうも疑わしい。...

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タイポグラフィとはなにか

テクストへの意志 何かについて語るとき、まず、それが何なのか、何を指し示しているのかについて、よく考えなければならない。たとえ発音や文字の羅列が同一であったとしても、それが意味するものは必ずしも同一ではないし、誰しもが同一の意味を展開し、受け取れるわけでもない。...

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思想としてのペースレイヤリング

建物は変化する。刻々と成長し、みずから学んでいくものである。単なる空間的な構造物ではなく、時間というパラメータを考慮に入れ、この世界に生まれ、様々な成長を遂げ、やがては死に至る、一種の「有機的存在」としてとらえなおす必要があるのではないか。 スチュアート・ブランド※1 は、著書『How Buildings...

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夢十日 / Ten Waking Dreams (1)

第0日 「夢」はどこにあるのだろうか? 睡眠中の体験とも物語ともつかないイメージたち、醒めて描く将来への希望。この2つが大抵どの言語でも同じ1つの言葉で表されてしまう。 dream träumen rêve sueño حلم 꿈 夢 ゆめ...

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エントロピーとデザイン

働くということは唯意志するということではない、物を作ることである。我々が物を作る。物は我々によって作られたものでありながら、我々から独立したものであり逆に我々を作る。しかのみならず、我々の作為そのものが物の世界から起る。西田幾多郎『絶対矛盾的自己同一』 デザインの獲得...

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文体派という冒険

文学とゲームの文体 文体派。名前はあるが、理論はまだない。あるのは思想と実践だけである。だからこの話は、僕が始めた「文体派」の思想と、そこに至るまでの実践の軌跡が中心になる。※1...

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デザイン・フィクションとデッドメディア

最近、「デザイン・フィクション(Design Fiction)」という言葉を目にすることが多くなった。大手企業が製品/サービス開発に活用したり、MITメディアラボやカーネギーメロン大学で専門の研究グループや教育課程ができるなど、さまざまな方面で注目が高まっている。 このデザイン・フィクションとは、そもそも何のことなのだろうか?...

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スピノザ哲学とデザイン

デザインについて、そもそもどのように考えたらいいだろうか? 私たちはふだん当たり前のように「良いデザイン」とか「悪いデザイン」とか言っている。そこで言われている「良さ」や「悪さ」とは、いったいどういうことだろうか?...

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ベリーピッキングモデルで考える探索と検索

探すこと。ときどきふと、じぶんは人生で何にいちばん時間をつかってきたか考える。答えはわかっている。いつもいちばん時間をつかってきたのは、探すことだった。長田 弘『最後の詩集』 探索と検索、それぞれの意味...

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学習まんが「アフォーダンス」

PDF版 まんが本編に加え、この作品の解説や参考文献などもご覧いただけます。 学習まんが「アフォーダンス」PDF版 冊子版 部数限定の冊子(1部500円、税込・送料別)を、ご購入いただけます。 ご希望の方は、以下のページから「入荷お知らせメールの受け取り」をお申込みください。 学習まんが「アフォーダンス」冊子版

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記憶のデザインのために ― 来たるべき知識環境の構想

どうやら生まれてから死ぬまで、私たちの記憶は変化し続けているようだ。実際には、神経細胞の変化によって記憶が形成されているという次第も徐々に解明されつつある。※1...

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メディウムとして自律したインターフェイスが顕わにする回路

重ね合わされたマウスとゆらゆら揺れるiPad...

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ある(情報)アーキテクチャ

見えないアーキテクチャ...

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意識が探る環境 ― ひとは情報とどのように出会うのか

感情は、単なる何らかの内面的な状態にすぎないのではなく、外部の状況・もの・人 ——「対象」—— との関係を、本質的な構成要素として含みこんでいる。……「感情(passio)」を抱くことは、「受動(passio)」的な仕方で自己の境界が何らかの「対象」の影響によって揺るがされ、その「対象」が自己の構成要素にまでなるという事態なのだ。山本芳久『トマス・アクィナス 肯定の哲学』※1...

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エクリ散策案内・再奏

「ここにいると、気分がいいの。」この言葉にならない幸福は、一瞬、稲妻のように言語の上を通り過ぎてそこに跡を残してゆく。まさにそれが、空間の実践なのである。ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』 空間の実践、場所の経験 「ÉKRITS / エクリ」が生まれて一年になる。振り返ってみると、ローンチ前に予期していなかったことも多くあった。...

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ネットワークとしての身体とデザイン

あなたの方からみたらずゐぶんさんたんたるけしきでせうが わたくしから見えるのは やっぱりきれいな青ぞらと すきとほった風ばかりです宮澤賢治「眼にて云ふ」 ネットワークする身体の発生...

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思弁的世界とコミュニケーション

彼女は携えてきた一巻の詩集を見せる。そしてその大きな楡の木陰に腰をおろし、すらりと伸びた脚を惜しげもなく投げ出して、詩集を読み始める。こうして詩を読んでいると、とても楽しいの、彼女はいう。特に私の好きな詩に出会った時なんかまるで時間がとまっちゃって、私が世界で一杯になってはちきれそうになるわ。谷川俊太郎「世界へ!」 意味を超えた世界...

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